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「RENT」の生まれ変わり!? 奇しくも入れ替わるように始まった今大盛況の新ラティーノミュージカル! "IN THE HEIGHTS" @Richard Rogers Theater/226 W, 46th St. 公式HPはこちら 両手にスプレーを持った若者が、ブレイクダンスを踊りながら街角のデリのシャッターに落書きしようとしている。そこに店主がやってきて「こら!うせろ!!」と若者を追い払う。そんな場面で幕を開けるミュージカル「イン・ザ・ハイツ」。 ラップとラテン調の音楽が入り混じり、ブレイクダンス、HIP HOP、サルサが舞い乱れる。これが2008年トニー賞に13部門ノミネートされた今、一番人気のある、昨年のオフから今年オンに躍り出た作品。 超簡単ストーリー:マンハッタン北端近くのワシントンハイツという通りに住む3世代の人々の暮らし、生き方を描いたお話。ここはプエルトリカンが住んでいる地域。変わり行く時代の中でそれぞれの世代がどう人とかかわり、どう生き、どうアイデンティティーを見出していくかがテーマのラテン文化とアメリカストリート文化を融合させた新感覚ミュージカル。 まず、尊敬しまくりなのは、主役のLin-Manuel Miranda(リン=マニュエル=ミランダ)。これは彼が大学生のときに書いた作品なのね。それを数年かけて仕上げて、オフで上演し、さらに改良してブロードウェイに持ってきて大成功を収めた作品。彼まだ28歳なのに、本も書けて、作詞作曲もできて、演技もできる。しかも演技がとてもいいからね。恐るべしNY。すごい人はどこまでもいるわね。なので当然、観ていて彼の情熱が、やりたかったことが、才能がびんびん伝わってきます。若い才能が生み出した新しい形のブロードウェイミュージカルだなって素直に思える。きっと9月で閉幕してしまう「RENT」が12年前初めて上演されたときはこういうセンセーショナルな風を吹かせたんだろうな。そして数年後にセサミストリートのプロダクションが低予算で始め、大成功ロングランが続いている「AvenueQ」のパペットミュージカルもセンセーショナルだったことでしょう。こうしてみるとブロードウェイってマンハッタンを舞台にした新しいミュージカルが数年ごとに生まれてるんだなぁ、、、なんだか感慨深いわぁ。過去の2つのミュージカルと違うのは、おばちゃんの世代と、両親の世代と、若者の世代と3世代が共存しているミュージカルってとこがまずひとつ。地道に細々と生きてきたおばあちゃんの代と、一旗あげようと希望を持ってアメリカに渡った両親の代と、親の苦労を知らず、アメリカでたくましく育った怖いもの知らずの若者たち。ぶつかりながらも、3世代が助け合って絆を作って暮らしているのって、今、核家族でばらばらになった悲劇を描く作品が多いなか、なんだかあたたかい気分にしてくれる。それからもうひとつの違いは、歌やダンスでも世代の違いが出てるところね。若者はブレイクダンスを踊り、パーティーで親はサルサを踊る。ラテンの文化と若者のストリート文化の融合が観ていてとても興味深い。 いやぁ、やっぱりミュージカルはこういうのがいいね。いろいろと困難があるけど、最後は気持ちよく終わる!みたいな。あまり深く考えないで観れちゃうし、後に気持ち悪さが残らない。毎日観てたら自分がバカになっちゃいそうだけど、たまに観るにはいいわね。 それからミュージカルも時代を反映してるなって感じた。アメリカは本当にプエルトリカンだらけだもの。スペイン語のほうが多く聞こえてくるわ。こういうミュージカルが生まれて当然のご時世だわね。 サルサがあんな踊れたら気持ちいいだろうなぁ、、。挑戦してみるか。 5月29日 木曜日 20時開演 NYC,ブロードウェイにて |
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